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睡眠について

2018/04/02

今回も直接歯科とは関係ないのですが、生命に関わる「睡眠」について国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 精神生理研究部部長の三島和夫 先生のお話をします。

 

糖尿病やうつ病などの疾患リスクや死亡率は睡眠時間が7~8時間で最も低く、短くなるにつれリスクが高くなるという疫学データがあり睡眠時間3時間が1日だけでもインスリン抵抗性が生じるそうです。

このように睡眠不足は糖代謝を低下させるため日中は倦怠感が生じますが、日常的な睡眠不足は眠気を感じなくさせ、深刻な睡眠障害に「気づかない」事態を招き、睡眠不足の継続が「睡眠負債」をつくるそうです。

また平日の睡眠不足を「週末の寝だめ」で解消しても、平日と休日の睡眠相のズレ幅が大きい「社会的ジェットラグ」という「時差ボケ状態」を引き起こすそうです。

「時差時間」が大きい程、BMIが大きくなり、肥満率やメタボリック症候群の罹患率が増加することから「週末の寝だめ」は眠気の解消にはなっても代謝改善にはならないことを意味しているようです。

「週末の寝だめ」解消法として、平日の睡眠時間を30分増やすため30分早く就寝した上で、週末の起床を平日と同時刻にして朝日を浴びることで、体内時計が進み、眠くなる時刻、目覚める時刻が早まるようです。

さらに15時までに30分の昼寝を加え睡眠不足を補い、これを数週間継続するとよいそうです。


また睡眠不足は認知症のリスクを高めることが知られています。

これは睡眠中に活性化する「グリンパティックシステム」という脳内の老廃物排出の構造と機能が関わっており、睡眠不足により老廃物の排出が不十分になり「アミロイドβ」が蓄積されてアルツハイマー病の発症リスクを高めると考えられているそうです。

成人の約3割にみられる「寝付けない」「夜中に目が覚める」「早く目覚める」などの不眠症状が週に3日以上みられ、日中「眠気がある」「集中できない」「体がだるい」などの症状を伴うと「不眠症」、それが3か月以上継続すると「慢性不眠症」と診断されるようです。

不眠症治療の必要性は「日中の活動に支障をきたすかどうか?」で判別し、治療のゴールは「夜中に目覚める回数の減少」ではなく「日中の体調不良が消失すること」だそうです。

実際、不眠症状がみられる人の中で不眠症の治療を要するのは1割に満たないそうで、その他は「認知行動療法」が有効だそうです。

不眠は痛みや痒み、憂うつなどの原因が改善されても、眠れないことによる「不安」「焦り」が慢性化するようですし、眠くないのに「寝床にしがみつく」という特有の睡眠習慣から、眠れない時間を増し、益々、不眠を悪化させるそうです。

そのため「認知行動療法」により、これ以上起きていられない状態まで起きたまま「睡眠制限」を行い、眠れる実績をつくることで「寝床は眠れる場所」だと認識、安心できるように改善していくということだそうです。

つまり寝つきにかかる時間や中途覚醒時間など目覚める時間を減らすことで、睡眠効率の上昇、覚醒感、日中の不安感、抑うつが劇的に改善されるようです。

不眠症状の要因となる睡眠障害は多々あり、一概に睡眠障害の多くが不眠症とは限りらない中で睡眠薬が処方されているのが現状だそうです。

多くの睡眠障害に対し睡眠薬は無効な上、症状を悪化させる場合もあるため、対応の見極めが必要だそうです。


今回は、誰にでも関わる睡眠についてお話をさせて頂きました。