矯正治療の流れ
Flow
当院の矯正治療の流れ Flow
こちらでは当院での矯正治療の流れについてご説明いたします。
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STEP
01
初診相談
所要時間30〜90分
ご来院後、健康記録の他、ご記入して頂いた当院オリジナルのヒアリングシートから患者様の気になる点、ご不安・ご不明な点、ご希望の矯正装置などを把握させて頂きながら、歯並びについての問診・視診、口元の状態、姿勢観察などを通して、治療の方針・期間・費用・流れなどの概略についてご説明させて頂きます。
当院ではマンツーマンでじっくりとお話を伺いながらご納得いくまでご説明させて頂く体制をとっており、長年の臨床経験から様々ご提案ができるかと思います。所要時間の目安は永久歯列で約90分、乳歯列や混合歯列、セカンドオピニオンでは約30分となります。 -
STEP
02
治療前検査
所要時間120分
矯正を始めるということになりますと、治療計画を立てなくてはなりません。そのため各種分析結果が必要になり、初診時の矯正治療に関する患者様情報を踏まえた上で、まずは精密検査を行います。
当院の精密検査では日本矯正歯科学会の規定に沿った顔面・口腔内写真撮影、X線撮影(パノラマ、セファロ、デンタル、顎関節など)、軟組織検査、歯列模型を製作するための歯型採りを行います。
また、子供の場合、成長発育に関わる治療になるため、身長・体重測定、手根骨のX線写真撮影を追加することもあります。
ちなみに、セファロ・模型の分析結果につきましては、母校で使用している分析ソフトを活用しております。 -
STEP
03
診断
所要時間60〜120分
診断では今後の矯正治療に関わるすべての内容の詳細をお話させて頂く大事なステップになります。
当院の診断では以下のとおり重要な3項目につきまして十分にご説明させて頂いた上で、書類にてお渡しし、ご承諾を頂いた上で、治療開始というステップを踏んでおります。- 1.精密検査による各種分析結果を写真・表にした書類の他、分析結果を踏まえた治療計画書のお渡し。
- 2.日本矯正歯科学会の「矯正治療に関わるリスク・副作用」に準じ、約30項目の当院オリジナルご承諾書のお渡し。
- 3.使用する装置、治療期間、使用する保定装置、お支払い方法(キャッシュ、キャッシュお振込、クレジット、デンタルローン)・回数など記載したお支払い確認書のお渡し。
その他、矯正治療を行うにあたり付加装置が必要になる可能性がある場合、装置別に注意事項が異なりますので、装着する装置の注意事項をご説明させて頂いた上で、書類にてお渡ししております。
所要時間の目安は永久歯列で約120分、乳歯列や混合歯列、部分矯正(MTM)、セカンドオピニオンでは約60分となります。
お渡しした「矯正治療に関わるリスク・副作用」の内容につきましては、ご理解・ご承諾の上、ご捺印を添えてご署名を頂き「お支払い確認書」につきましては、記載されている色々なお支払い方法・回数の中から、ご希望の方法・回数をご検討の上、必要事項をご記入の上、ご署名にご捺印を頂き、後日これらの書類をご持参して頂きます。 -
STEP
04
書類の取り交わし
所要時間30分
以下の通り診断時にお渡しした書類をご持参して頂き、それら書類に当院の方でも捺印後、コピーをお渡しします。
これら書類の取り交わしをもって治療開始とさせて頂いております。- 1.ご捺印を添えてご署名のある「矯正治療に関わるリスク・副作用」
- 2.ご検討頂きました色々なお支払い方法・回数、必要事項をご記入の上、ご署名にご捺印のある「お支払い確認書」
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STEP
05
矯正治療を開始する前に必要な前処置
虫歯や歯周病、顎関節症の治療が必要な場合、親知らずに炎症がある場合、装置装着前に治療します。
また、被せ物(補綴物)については治療後に再製が必要な場合がありますが、歯の移動が必要なブリッジがある場合には、装置装着前に切断、治療後に改めて再製します。また、永久歯列の抜歯治療での抜歯は、通常、装置装着前に行いますが、抜歯部位を見極めるため、当院では装置装着後に行います。また、非抜歯治療か抜歯治療か判断しにくい場合や噛み合わせが不安定で抜歯部位の見極めが難しい場合、コンピュター上で装置製作が必要なマウスピース型矯正装置(インビザライン)、カスタムメイド舌側ブラケット矯正装置(インコグニート)でも、装置装着後に抜歯となります。 -
STEP
06
矯正装置の装着
所要時間60〜120分
通常、装着後から違和感、また数日間、矯正力による歯の痛みが生じますので、できるだけ、そのご負担を軽減するために、原則まずは上顎(上の歯並び)から装着、下顎(下の歯並び)への装着は数か月後になります。所要時間の目安は、歯のクリーニングから行い歯の動揺、口内炎などの粘膜の炎症、食事の仕方・食べ物の注意点、歯磨きの方法など装置装着後の注意事項などのご説明させて頂いた上で、書類にてお渡しします。混合歯列、部分矯正(MTM)で約60分、永久歯列の場合、唇側ブラケット矯正装置で90分、舌側ブラケット矯正装置では120分と装置の種類や装着範囲により異なります。
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STEP
07
調整
所要時間60〜90分
装置装着後は歯並びを治すまで約3〜4週間に1回の間隔で通院して頂きます。
通常、歯並びを整える動的治療期間は混合歯列、部分矯正(MTM)で約6か月〜1年6か月、永久歯列では唇側ブラケット矯正装置の場合、非抜歯治療で1年6か月〜2年、2〜4本程度の通常の抜歯治療では2年〜2年6か月となりますが、舌側ブラケット矯正装置や6本以上の多数歯抜歯治療では、治療期間が長くなる場合があります。
所要時間の目安ですが、当院では矯正治療の他、歯のクリーニングや虫歯のチェックも行いますので、混合歯列、部分矯正(MTM)で約30分、永久歯列では唇側ブラケット矯正装置の場合、約60分、舌側ブラケット矯正装置の場合、約90分と装置の種類や装着範囲により異なります。 -
STEP
08
抜歯治療での抜歯
所要時間60分
抜歯治療の場合、上下顎に装置装着時に使用した細くて柔らかいワイヤーから、歯並びの変化に合わせて、硬くて太くて硬いワイヤーが装着できる時期になりますと再度、抜歯部位・本数を確認し、抜歯に入ります。
当院では通常1本ずつ分けて行い、抜歯後は止血の確認のため20分程度、安静にして頂き体調が落ち着き次第、お帰り頂きます。 -
STEP
09
調整の継続
抜歯治療の場合、抜歯前の調整は、ある程度歯並びを揃えて抜歯の準備をするため硬くて太いワイヤーに交換するまででしたが、抜歯後の調整は、抜歯したスペースを利用して歯を移動を行いながら装置を外せるまで歯並びを整えることが主体となります。
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STEP
10
矯正装置撤去ならびに保定装置(リテーナー)装着
所要時間60分
歯並びが整いますと、後戻りを防ぐ保定装置製作のため歯型採りを行います。
原則、保定装置は取り外しできるものになりますが、保定力の効果が不十分であると判断した場合、歯の裏側に固定式の保定装置を併用または変更する場合があります。
なお、当院での保定観察期間は保定装置を装着した月から起算して、乳歯列や混合歯列、部分矯正(MTM)の場合、1年間、全体矯正(広範囲矯正)の場合、3年間としています。 -
STEP
11
動的治療終了後の検査
所要時間90分
治療後の評価を行うために、治療前に行ったのと同じ内容の検査を行います。
矯正装置撤去ならびに保定装置装着日に治療後の精密検査を行う場合もあります。 -
STEP
12
保定経過観察
所要時間30分
保定装置装着後は約4か月に1回の間隔で通院して頂きます。当院では歯のクリーニングや虫歯のチェックを行いながら、取り外しできる保定装置の場合、装置のクリーニングの他、ワイヤー部のゆがみの調整、破折の有無、固定式の場合、脱離や破損箇所の有無などの確認を行います。
なお、矯正治療後にホワイトニングをご希望される方は、この保定期間中にオフィスホワイトニングを行います。 -
STEP
13
保定2年時の検査
所要時間90分
当院では日本矯正歯科学会の規定に沿って、動的治療開始前、動的治療終了時同様、保定2年経過時にも精密検査を行い、保定中の歯並びの再評価を行います。
つまり永久歯列の矯正治療の場合、通院中に計3回の検査、混合歯列では、治療前後で2回、永久歯列での矯正治療が必要になった場合、治療前後で2回、さらに保定2年経過時と合わせて計5回の検査になります。 -
STEP
14
通院終了
所要時間30分
当院での保定観察期間は混合歯列や部分矯正(MTM)の場合、1年間、全体(広範囲)矯正の場合、3年間経ちますと原則、通院終了日を迎えますが、その後もご来院を希望される患者様には、無期限で保定装置のメンテナンスを行いながら保定観察ができます。

ニーズに合った装置の選択と治療方法
当院では、従来の唇側ブラケット矯正装置の他、日々進歩する舌側ブラケット矯正装置やマウスピース型矯正装置による治療にもご対応しております。
これまで培ってきた長きにわたる臨床経験と、丁寧なカウンセリングや徹底したインフォームドコンセント(説明と同意)の基づき、患者様お一人おひとりの歯並びの状態とニーズに応じた治療方法と矯正装置のご提案とご提供をさせて頂きます。
また、ご自身の歯並びについて矯正治療ができるかどうかご不安をお持ちの方も、是非、当院までご相談下さい。

大人の矯正と子供の矯正治療の違い
伸び盛りの時期に入る小学校高学年から身長と体重の増加とともに上下の顎、特に下の顎が成長しますので、成長をきっかけに上下の顎の位置関係がズレたり、既に成長期前からズレている場合、そのズレが大きくなる可能性がある子供の場合、小学校低学年のうちに上下の顎のズレが生じないように予防したり、ズレが大きくならないように上下の顎の成長の量や方向をコントロールする目的で第一期矯正治療(限局矯正)を行う必要があります。
その他、上下の顎の正しい成長や歯並びに悪影響を及ぼすと考えられる口呼吸、舌が前に出る、指しゃぶり、唇や爪を咬む、頬杖などの口腔習癖がある場合、第一期矯正治療(限局矯正)として、この時期に改善する必要があります。
その後、永久歯に生え揃う小学校高学年以降は、大人の矯正治療同様、第二期矯正治療として、全体矯正(広範囲矯正)を行い、歯並びを整えます。
上下の顎のコントロールや口腔習癖を改善する必要がある場合、永久歯列の矯正治療をより行いやすい環境を整えるために、小学校低学年に第一期矯正治療を行いますが、それらの改善が必要ない場合、永久歯に生え揃う小学校高学年以降まで待って、全体矯正(広範囲矯正)を行います。
第一期矯正治療を行った結果、第二期矯正治療を行う必要がない場合やMTMで済む場合もあります。
上下の顎のズレを伴う上顎前突や下顎前突の他、重度の叢生(デコボコ)がある大人の矯正治療では、子供の矯正治療と異なり上下の顎の成長がないため、抜歯した永久歯のスペースを利用して歯の移動を行い、理想的な歯並びに整える頻度が高くなります。
まれに、抜歯したスペースだけでは、歯並びの改善が難しい程、上下の顎の位置関係のズレが重度の場合、外科手術を併用して矯正治療を行う場合もあります。
大人の矯正治療の場合、治療に対する目的意識が明確である上、異なり上下の顎の予期せぬ成長はないため、治療結果が予測しやすく、使用できる矯正装置も多岐にわたるという点で子供とは異なります。
●矯正歯科治療に伴う一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1〜2週間で慣れることが多いです。
- ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半〜3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行う第1期治療で1〜2年、永久歯がすべて生え揃った後に行う第2期治療で1〜2年半を要することがあります。
- ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行うことがあります。
- ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- ・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
- ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
- ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
●矯正歯科治療について
1. 公的健康保険適用外の自費(自由)診療になります。
2. 矯正治療の通院期間は歯並びを整える動的治療期間とその後、保定装置(リテーナー)を装着して頂きながら後戻りに対する保定観察期問の合計となります。
矯正治療の開始時期、不正咬合の程度、非抜歯.抜歯、使用装置などにより変わりますが目安は以下の通りです。
- ▼混合歯列期での第一期矯正治療(限局矯正治療)、永久歯列での部分矯正を行った場合
- ・動的治療期間:約6か月〜1年6か月、通院回数(毎月1回):6〜18回
- ・保定期間:約1年、通院回数(数か月に1回):約4回(※1)
- ・合計治療期間:約1年6か月〜2年6か月、合計通院回数:約10〜22回
- ▼唇側ブラケット矯正装置(※2) により永久歯列期での第二期矯正治療(広範囲矯正治療)を行った場合
- ・歯を抜かない非抜歯治療での動的治療期間:約1年6か月〜2年、通院回数(毎月1回):18〜24回
- ・歯を抜いた抜歯治療での動的治療期間:約2年〜2年6か月、通院回数(毎月1回):24〜30回
- ・保定期間(※3) :3年、通院回数(数か月に1回):約12回
- ・合計通院回数:約4年6か月〜5年6か月、合計通院回数:約30〜42回
※1 混合歯列期で第一期矯正治療 (限局矯正治療)を行った場合、保定期間終了後も永久歯列完成まで、経過観察を継続しますので、通院回数ば4回以上になります。
※2 舌側ブラケット矯正装置の場合、唇側ブラケット矯正装置よりも動的治療期間が長くなる場合があります。
※3 保定中の期間や通院回数は当院の場合で記載しています。
●マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療に伴う一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- ・症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
- ・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- ・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- ・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- ・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
- ・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- ・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- ・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- ・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
●薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供しているマウスピース型矯正装置「インビザライン」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年2月14日最終確認)。
○入手経路等
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年2月14日最終確認)。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
現在世界100カ国以上で提供され、これまでに1,400万人を超える患者さまが治療を受けられています(2022年9月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
●舌側矯正装置による治療に伴う一般的なリスク・副作用
- ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ・装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
- ・矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
- ・歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
- ・成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
- ・歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
- ・歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。
●薬機法において承認されていない医療機器「インコグニート」について
当院でご提供している「インコグニート」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医薬品に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年2月14日最終確認)。
○入手経路等
スリーエムジャパン株式会社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、インコグニートと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年2月14日最終確認)。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここではインコグニートの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
●クリーニング・PMTCに伴う一般的なリスク・副作用
- ・内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため、基本的には自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- ・歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
- ・歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血を伴うことがあります。
- ・歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1〜2日で歯肉は治癒します。
- ・着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。