03-6261-0600
歯の表側に装着する唇側ブラケット矯正装置に対して、上下の歯の裏側に装着して歯並びを整える矯正治療のことをフルリンガルブラケット矯正装置といいます。
上下の歯の裏側に装着したフルリンガルブラケット矯正装置は、少し口を開けたくらいでは目立ちにくいため、周囲の人に気付かれずに矯正治療を行なうことができます。また、治療中の装置の見た目による患者さまの心理的ストレスも軽減します。
ただし、フルリンガルブラケット矯正装置による治療は、唇側ブラケット矯正装置による治療よりも難易度が高く、矯正治療を専門に行う歯科医師の成熟した技術と経験、深い知識が求められます。
目立ちにくい舌側矯正装置(フルリンガルブラケット矯正装置)Full Lingual
- 半蔵門の矯正歯科 半蔵門スマイルライン矯正歯科 ホーム
- 診療案内
- 目立ちにくい舌側矯正装置(フルリンガルブラケット矯正装置)
フルリンガルブラケット矯正装置とは
フルリンガルブラケット矯正装置のメリット
-
矯正治療中であることに気付かれにくい
歯の裏側に矯正装置を装着することで、外側から装置が見えることがほとんどないため、周囲に矯正治療をしていることを気付かれずに治療をすることができます。
-
治療中に虫歯になりにくい
歯の裏側は、歯の表側よりも歯の表面のエナメル質が厚いため、虫歯の原因菌が出す酸への耐性が強いといわれています。また、歯の裏側は唾液腺が多いため、唾液のもつ静菌作用や殺菌作用によって虫歯になりにくいともいわれています。ただし、リンガルブラケット矯正装置は唇側ブラケット矯正装置よりも歯磨きしにくいので、歯科医院の指導のもと十分にケアを行なうことが重要です。
-
前歯を後方に引っ込めやすい
唇側ブラケット矯正装置では、矯正装置の固定源となる奥歯が前方に引っ張られて前に移動してしまうことがありますが、リンガルブラケット矯正装置は、固定源となる奥歯を動きにくくするので、前歯をしっかりと後ろに引っ張って移動させることができます。
フルリンガルブラケット矯正装置のデメリット
-
装置が舌に触れる違和感がある
なかには舌が歯の裏側に装着した矯正装置に触れることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。また、装置が舌に触れることで、舌に跡がつくことがあります。しかし、ほとんどの方が矯正装置を装着してから1～2週間ほどで違和感を覚えなくなり、舌にも跡がつかなくなってきます。
-
唇側ブラケット矯正装置よりも費用が高い
歯の裏側はデコボコとしているだけでなく、患者さまごとに形状が大きく異なるため、フルリンガルブラケット矯正装置では患者さま一人ひとりの歯の形に合わせた矯正装置を作製する必要があり、時間とコストがかかります。さらに歯科医師に高い技術力も求められる治療でもあるため、どうしても唇側ブラケット矯正装置よりも費用が高くなります。
-
発音しにくい場合がある
裏側に装着している矯正装置が舌に触れることで、発音しにくくなる場合があります。矯正装置を装着してから数週間ほどで舌が慣れ、ほとんど普段どおりの発音で会話ができるようになりますが、お仕事などで滑舌が重要な方は、注意が必要です。
-
治療期間が長くなる場合がある
歯並びのデコボコが著しいケースなどは、唇側ブラケット矯正装置で治療した場合よりも治療期間が長くなる場合もあります。
このような方におすすめ
矯正治療中であることを他人に気付かれたくない方
リンガルブラケット矯正装置は外側から装置が見えることがほとんどないため、接客業や営業職、モデルやアナウンサーの方など人前に出る機会が多い方や、見た目の印象が重要なお仕事をされている方に適しています。
目立つ矯正装置に抵抗があり、矯正治療をためらっていた方
歯並びは治したいけれど、ギラギラとして目立つ金属製の矯正装置をつけることに抵抗があって矯正治療をためらっていた方にもおすすめです。
出ている前歯を改善したい方
前歯が出ている方が歯の表側に矯正装置を装着すると、歯に装置の厚みが上乗せされて唇がさらに突出することになり、出ている前歯を強調することになってしまいます。しかし、歯の裏側に装置を装着するリンガルブラケット矯正装置ではその心配がありません。また、リンガルブラケット矯正装置は前歯を引っ込めやすい特性を持っているので、出ている前歯が気になる方にはとくに適しています。