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歯科人間ドッグの活用法について

2018/08/07

皆様こんにちは。

口の健康が全身の健康と深く関わっていることから「口の健康」への関心が高まっています。

全国に先駆け十数年前から、口の中のリスク判定で生活習慣を見直すきっかけにと「歯科人間ドック」を開設し、健康な人を対象に口の健康維持と増進に努めてきた日本歯科大学附属病院

今回は歯科放射線・口腔病理診断科 岩田 講師のお話をします。

 

「歯科人間ドック」では、高齢期になっても「おいしく食べられる口」「見た目もよい口」を維持し、精神的にも上向きになれることを目指しています。

そのため歯科疾患の発見より口の中の状態に関心を持ってもらえるような働きがけを優先しているようです。

その鍵となるのが「リスク判定」で、検査は日本歯科人間ドック学会が定める基本メニューに準じたもので、う蝕、歯周病、口腔軟組織、咬合、口臭測定の各種検査に加え、唾液の分泌量や性状、う蝕・歯周病の原因とされる細菌量も調べ、それらの検査結果と問診・診察で得られた既往歴、口腔内の状態、生活習慣、喫煙・飲食・歯磨きの状況などの情報からお口の健康状態を総合判定します。

リスク判定は項目ごとに3段階評価した上で、レーダーチャート表示として、注意点が一目でわかるような工夫をしています。(図)

ちなみに、受診者数は年間50~60人で40~70代の女性がほとんどだそうです。

そして、対面による結果説明の際には、リスク判定表から、お口の健康を増進するために、日常での改善点を提案したり、必要に応じて歯科受診に繋げて、歯垢除去やブラッシング指導を行います。

受診者の多くはお口の健康に不安を抱えており、それが受診動機になっていることから、結果説明は低リスクの項目を最初に伝え、安心感を与えることを心掛けているそうです。

 

また、オプションとして「口腔がん検診」を実施しているそうです。

口腔がんは先進国においては日本だけ、特に近年は若年者に増えている傾向が見られ、見つかりやすいがんなのだそうですが、気が付いた時は進行している場合も少なくないようなので、がんや治療による容貌や口腔機能が損なわれないように早期発見が重要である。

口腔がんについては、専門医による確定診断が必要になると思いますが、口腔内粘膜の視診と触診、ベルスコープと呼ばれる口腔内蛍光観察装置を活用することでスクリーニング精度を高めることができるそうです。

 

なお受診者を対象には、抜去歯を預かり歯髄細胞を凍結保存して将来の再生医療に備えるという「歯の細胞バンク」事業をご紹介し、口の健康維持と増進の動機付けとしています。

またサルコペニア(加齢や疾患による筋肉量の減少に起因する全身の筋力低下と身体機能の低下)の診断基準の一つである握力と関係があるとされている舌圧測定を行っているそうです。

将来、フレイル(加齢とともに運動機能や認知機能が低下してきた状態)の予防の観点から、オーラルフレイル(フレイルの一つで口腔機能の軽微な低下や食の偏りなど)の早期発見を目的としています。

その他、パノラマ写真から骨粗しょう症や頸動脈の石灰化も判明できるという「歯科人間ドック」ですが、1~2年に1度の受診を奨励しているようです。


本日は母校である日本歯科大学の歯科放射線・口腔病理診断科 岩田洋 先生による大変興味あるお話でした。

 



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