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メンタルが強い人が持つ7つの習慣

2018.04.11

未指定
本日も歯科とは関係ない話ではありますが、ジェフ・ボス氏(元海軍特殊部隊「Navy SEALs」)起業家や創業者向け公開討論会で、会社や組織のリーダーシップにとって身につけるべき「エリートの思考法」として重要な「メンタル強くする重要な7つの点」というテーマについてお話します。
以下の7つ要素のうち最初の5つは強い精神力を作るための重要な要素で残りの2つはこれら5つの要素を実現するために必要な要素です。

1.目標設定すること
目標を設定する効果については実証されており、その目標達成のために前進することが重要であるということです。明確な目標がなければ焦点が定まらないし優先事項が明確に定まらない。

2.セルフトークをプラス思考に置き換えること
マイナス思考のセルフトーク頭の中での独り言)により、脳はその真偽を判断できずに信じてしまうため、否定的なセルフトークが生じる状況や原因を特定し、それを積極的にプラス思考のセルフトークに置き換えることが重要だということです。メンタル調整コーチのトレバー・モーワド氏は自身の言うことに筋が通っているかどうか理論的に判断できるため、独り言を声に出すことを推奨しています。

3.視覚(ビジュアル)化すること
いわゆるイメージトレーニングです。脳はあらゆる疑問、シナリオに対して答えを見つけるので、これから取り組む課題や試合などで起こるかもしれない不測のトラブルをイメージするのではなく、完璧なパフォーマンスができた時の様子や感情をイメージすることが重要であるということです。

4.ぶれない焦点
一つの物事に集中して脱線しないことが重要であるということです。集中を妨げる要因を排除した環境づくりや複数の作業を同時に行ったり、短期間に並行して切り替えながら行ったりというマルチタスクは避けることが重要であるということです。

5.ストレスの管理
ストレスはパフォーマンス低下や仕事の生産効率の低下を招くため、運動により脳の活性化を図ったり、自分が影響を与えたり、変化させたり、制御できることだけに集中することでストレスを管理することが重要であるということです。ちなみにヘンリー・トムソン氏によると、米国ではストレスによる常習的な欠勤、生産性の低下、事故、医療保険の請求額などを合わせると年間推3000億ドル(約32兆円)にのぼるそうです。

6.価値観
価値観は意思決定を可能にするガードレールとして解釈するということです。組織内で価値観を共有できれば行動規範が設定できるし、部下にとってはリーダーの価値観を理解できれば、理解するための時間が必要なくなりますし、会社にとって価値観が明確であれば採用する人物像が分かり企業文化として社員の行動を規定できる指針となります。

7.信じること
どれも重要な7つの要素ではありますが、あえて最も重要なものを挙げるとしたら「信じること」です。自分自身や部下が目標を達成できると信じなければ目標は達成できない。
  
現リーダーシップ指導コンサルタントであるジェフ・ボス氏によると、このエリートの思考法を身につけるには、毎日の努力が必要であるものの、完璧になることはないということです。また、列記した7つの要素は個別に実践するのではなく、一つのシステムとして7つの要素を繋げて実践することが重要だとしています。開業したばかりの私にとっても大切な内容ではありますが、皆様にとりましても、職場や組織の中で何かヒントになって頂ければと思います。